レンタルサーバー、サーバー構築の情報サイト|09-D.Linux基本コマンド一覧

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09-D.Linux基本コマンド一覧
09-091.CD-ROMを使う

 CD-ROMを使用するには,CD-ROMをマウントする必要がある。通常は「/etc/fstab」にCD-ROMのファイル情報が記述してあるので,マウント・ポイントである「/mnt/cdrom」を指定するだけでよい。ただし,使用できる形式はCD-ROMの標準的な形式である「ISO9660」フォーマットに限られる。マウント後は,通常のディスクと同様にファイル操作を行える。CD-ROMを取り出す場合は,あらかじめ「umount」によりファイル・システムから切り離す。この作業を行わないと,CD-ROMドライブのイジェクト・ボタンを押しても排出されないことが多い。

 $ mount /mnt/cdrom

 $ umount /mnt/cdrom

 レンタルサーバーでCD-ROMを使用する事は無いと思います。

●09-092.CD-ROMを取り出す

 「eject」を使えば,CD-ROMを自動的に取り出せる。ただし,アンマウントしておく必要がある。

 $ eject

 これもレンタルサーバーでは使用しないでしょう。

●09-093.CD-ROMのトレイを閉じる

 開かれたCD-ROMドライブのトレイが自動的に閉まる。

 $ eject -t

●09-094.MS-DOS形式のフロッピを使う

 通常,「/etc/fstab」にはフロッピ・ディスクのファイル・システムとしてはext2が設定されている。このため,「mount/mnt/floppy」ではMS-DOS形式のフロッピ・ディスクをマウントできないことが多い。ルート権限を得て,MS-DOS形式でマウントする必要がある。マウンド後は,通常のファイル操作を行える。フロッピを取り出す際は,「umount」でファイル・システムを切り離しておく必要がある。

 レンタルサーバーでは管理権限が必要。

 # mount -t vfat /dev/fd0 /mnt/floppy

 # umount /mnt/floppy

●09-095.mtoolsでMS-DOS形式のフロッピを使う

 mtoolsを使えば,MS-DOSと同様のファイル操作が可能である。ルート権限やマウント操作は不要で,フロッピ・ディスクを挿入後すぐに使用可能である。

 mtoolsのコマンド名は,MS-DOSコマンドの頭に「m」を付けたものなので,MS-DOSになじみのあるユーザーにとっては分かりやすい。mtools で使えるコマンドを表に示した。

 $ mdir

 $ mcp hoge.txt ./


 mattrib  属性を変更する
 mbadblocks  フロッピ・ディスクを検査し,不良ブロックにマークを付ける
 mcd  ディレクトリの移動
 mcopy  ファイルのコピー
 mdel  ファイルの削除
 mdir  ファイルやディレクトリの情報を表示
 mformat  フォーマットを行う
 mlabel  フロッピ・ディスクのボリューム・ラベルを付ける
 mmd  ディレクトリの作成
 mmove  ファイルを移動する
 mrd  ディレクトリの削除
 mren  ファイルのファイル名を変更する
 mtype  ファイルの内容を表示する

 フロッピ・ディスクに関するコマンドはレンタルサーバーでは不要と思います。

●09-096.フロッピ・ディスクをフォーマット

 フロッピ・ディスクを使うには,あらかじめ物理フォーマットと論理フォーマットをしておく必要がある。

 物理フォーマットは「fdformat」コマンドで行える。ただし,フロッピ・ディスクの種類によって指定するデバイスが異なる。主に使用するデバイスを表1に示した。

 $ fdformat /dev/fd0H1440

 # mkfs -t ext2 /dev/fd0

 /dev/fd0h1200  FDドライブ0の1.2Mバイト2HDフォーマット
 /dev/fd0D720  FDドライブ0の720Kバイト2DDフォーマット
 /dev/fd0H1440  FDドライブ0の1.44Mバイト2HDフォーマット

 次に,論理フォーマットを行う。論理フォーマットには「mkfs」を使う。このとき,「-t」オプションでフロッピ・ディスクのファイル・システム形式を指定する。主なファイル・システム形式を表2に示した。

 ext2  Linux標準のファイル・システム
 msdos  MS-DOSファイル・システム
 vfat  Windows95のファイル・システム

●09-097.MS-DOS形式でフロッピ・ディスクをフォーマット

 MS-DOS形式でフロッピ・ディスクをフォーマットするには,物理フォーマットにmtoolsのmformatを使える。mformatを用いた場合はmkfsを使うときと違い,ルート権限を得る必要はない。

 $ fdformat /dev/fd0H1440

 $ mformat a:

●09-098.ハード・ディスクを増設

 レンタルサーバーでこのコマンドは発行する機会は無いでしょう。

 IDEのハード・ディスク(HDD)をプライマリ(あるいはスレーブ)に増設し,それをすべて/homeに割り当てることを想定する。

 HDDを接続後,起動するわけだが,その際はシングル・ユーザー・モードで作業することをお勧めする。シングル・ユーザー・モードで起動するには,ブート時に

 LILO boot: linux s

 と入力する。

 起動後に,まずfdiskでHDDのパーティションを作成する。増設ディスクをすべて/homeに割り当てるので,パーティションは1つでよい。

 # fdisk /dev/hdb

 Command (m for help): n

 Command action
  e extended
  p primary partition (1-4)
 p


 Partition number (1-4):1

 First cylinder (1-767) :1

 Last cylinder or +size or +sizeM or +sizeK: 767

 Command (m for help): l

  0 Empty 16 Hidden FAT16 61 SpeedStor a6 OpenBSD
 1 FAT12 17 Hidden HPFS/NTF 63 GNU HURD or Sys a7 NeXTSTEP
 2 XENIX root 18 AST Windows swa 64 Novell Netware b7 BSDI fs
 3 XENIX usr 24 NEC DOS 65 Novell Netware b8 BSDI swap
 4 FAT16 <32M 3c PartitionMagic 70 DiskSecure Mult c1 DRDOS/sec (FAT-
 5 Extended 40 Venix 80286 75 PC/IX c4 DRDOS/sec (FAT-
 6 FAT16 41 PPC PReP Boot 80 Old Minix c6 DRDOS/sec (FAT-
 7 HPFS/NTFS 42 SFS 81 Minix / old Lin c7 Syrinx
 8 AIX 4d QNX4.x 82 Linux swap db CP/M / CTOS / .
 9 AIX bootable 4e QNX4.x 2nd part 83 Linux e1 DOS access
 a OS/2 Boot Manag 4f QNX4.x 3rd part 84 OS/2 hidden C: e3 DOS R/O
 b Win95 FAT32 50 OnTrack DM 85 Linux extended e4 SpeedStor
 c Win95 FAT32 (LB 51 OnTrack DM6 Aux 86 NTFS volume set eb BeOS fs
 e Win95 FAT16 (LB 52 CP/M 87 NTFS volume set f1 SpeedStor
 f Win95 Ext'd (LB 53 OnTrack DM6 Aux 93 Amoeba f4 SpeedStor
 10 OPUS 54 OnTrackDM6 94 Amoeba BBT f2 DOS secondary
 11 Hidden FAT12 55 EZ-Drive a0 IBM Thinkpad hi fe LANstep
 12 Compaq diagnost 56 Golden Bow a5 BSD/386 ff BBT
 14 Hidden FAT16 <3 5c Priam Edisk

 Command (m for help): t

 Partition number (1-4):1

 Hex code (type L to list codes) : 83

 Command (m for help): p

 Disk /dev/hda: 128 heads, 63 sectors, 767 cylinders
 Units = cylinders of 8064 * 512 bytes

 Device Boot Start End Blocks Id System
 /dev/hdb1 1 767 3092512 83 Linux

 Command (m for help): w

 次に,増設したHDD をフォーマットする。

 # mkfs -t ext2 /dev/hdb1

 フォーマットが正常に終了したら,試しにマウントをしてみる。

 # mount -t ext2 /dev/hdb1 /mnt

 マウントが正常に行えたら,古い/homeディレクトリの内容を新しいHDD にコピーする。

 # cp -a /home/* /mnt

 コピーが終了したら,/mntディレクトリのファイルが正しくコピーされているかどうか調べる。問題がなければ,/home内を空にする。

 # cd /home

 # rm -rf *

 次に,起動時に自動マウントされるように/etc/fstab に次のような行を追加する。

 /dev/hdb1 /home ext2 defaults 1 1

 以上が済んだら,HDをアンマウントして再起動する。

 # umount /mnt

 # shutdown -r now

 ログイン後,dfコマンドで新しいHDDが/homeに追加されていれば成功である。

 $ df

 Filesystem 1k-blocks Used Available Use% Mounted on
 /dev/hda1 9536743 4327152 5209591 45% /
 /dev/hdb1 3092512 1251351 841161 40% /home

●09-099.ファイルの内容を閲覧

 テキスト・ファイルの内容を閲覧するにはcatやmoore,lessが使える。
 短いテキストファイルを閲覧するにはcatが便利だ。catはテキストの内容をすべて表示してコマンド・プロンプトに戻る。

 長いテキスト・ファイルを閲覧するには,moreが便利である。moreではページ単位で閲覧できる。ファイルの最後まで達すると終了し,コマンド・プロンプトに戻る。moreでは次のキー操作が利用できる。

 h,?  moreの操作ヘルプを表示する

 SPACE  次のページに進む

 z  次のページに進む。ただし,zを入力する前に数字を入力すると,その行数だけ行送りされる

 RETURN  1行進める。ただし,RETURNを入力する前に数字を入力すると,その行数ずつ行送りされる

 d,^D  11行進める。ただし,dまたは^Dを入力する前に数字を入力すると,その行数ずつ行送りされる

 q,Q  moreを終了する

 s  1行進む。ただし,sを入力する前に数字を入力すると,その行数ずつ行送りされる

 f  1画面進む。ただし,fを入力する前に数字を入力すると,その画面数ずつ画面送りされる

 '  検索を開始した位置に戻る

 =  現在の行番号を表示する

 /pattern  patternを検索し,その場所に移動する。ただし,/patternを入力する前に数字を入力することで,その回数だけ検索し,最後の検索がマッチした画面を表示する

 n  /petternの検索を再度行う

 !,:!  シェルを起動し,cmdで指定したコマンドを実行する

 v  現在の行から以降をviで編集する

 ^L  画面を再描画する

 n  次のファイルに進む。ただし,:n を入力する前に数字を入力するとそのファイル数だけ進む

 :p  前のファイルに戻る。ただし,:p を入力する前に数字を入力すると,そのファイル数だけ戻る

 f  現在のファイル名と行番号を表示する

 .  直前のコマンドを繰り返す

●09-100.先頭に超番号を表示しながら,テキスト・ファイルを閲覧

 テキスト・ファイルを閲覧する際に,それぞれの行頭に行番号を表示する。ただし,行番号は論理番号で表示される(1行が長い場合に折り返し処理がされても,同一行として扱われる)。

 $ cat -n target_file

 $ less -N target_file

●09-101.連続する空行を1行にまとめて,テキスト・ファイルを閲覧

 「-s」オプションを付加すると,テキスト・ファイル内に連続して存在する複数の空行を1行にまとめて,内容を表示する。

 $ cat -s target_file

 $ more -s target_file

 $ less -s target_file

●09-102.ファイルから文字列を検索

 テキスト・ファイルから特定の文字列を含む(論理)行を抜き出すには,「grep」を用いる。grepの後ろに検索したい文字を指定し,さらにその後ろに検索対象とするファイルを指定する。

 $ grep "Linux" target_file

 通常は標準出力されるので,検索結果をファイルに残したい場合はリダイレクトを用いる。

 $ grep "Linux" target_file > result

 また,正規表現を用いることにより,「yyyy/mm/dd」のフォーマットで表記されている日付けも探せる。正規表現を用いる場合は,「-e」オプションを付ける。

 $ grep -e "[0-9]\{4\}/[0-9]\{2\}/[0-9]\{2\}" target_file

●09-103.「Linux」という文字列が何行存在するかを調べる

 $ grep -c "Linux" target_file

●09-104.「2000年」が存在しない行を調べる

 $ grep -v "2000 年" target_file

●09-105.拡張子が"txt"であるファイルについて,"Linux"の文字列を探す

 findで特定のファイルを絞り込んだ後に,xargsでファイル名のリストを作成し,grepでそれらファイルの検索を行う。

 $ find . -type f -name "*.txt" | xargs grep "Linux"

●09-106.変策する際,大文字・小文字を区別しない

 この場合でも,検索結果として,"Linux","linux","LINUX"など大文字・小文字を区別せずに検索結果として扱われる。

 $ grep -i "LiNuX" target_file

●09-107.テキスト・ファイルの行を並び替える

 行を降順に並べ替えるには「sort」を用いる。並び替えの際のキーとなる文字は,行頭文字が最優先され,それが同じ場合は2文字目以降が順に優先される。また,通常は結果が標準出力に出されるため,ファイルに保存するにはリダイレクトで書き込むようにするか,「-o」オプションを用いる。

 $ sort target_file > result

 $ sort -o result target_file

 また,昇順に並び替える場合は「-r」オプションを用いる。

 $ sort -r target_file

●09-108.行頭を数値として扱って,行を並び替える

 行頭に"-"や"+"が現れた場合は,数値として扱って並び替える。

 $ sort -n target_file

●09-109.大文字,小文字を区別せず並び替える

 $ sort -f target_file

●09-110.CSVファイルの3列目をキーとして並び替える

 CSVファイルはそれぞれの列をカンマで区切っている。その区切り(セパレータ)を「-t」オプションで指定できる。また,「-k」オプションにより並び替えの対象となる列を指定できる。

 $ sort -t , -k 3 target_file

●09-111.3つのファイルを並び替えながら1つのファイルにまとめる

 複数のファイルを1つにまとめながら並べ替えるには「-m」オプションを用いる。ただし,それぞれのファイルがあらかじめ並び替えてある必要がある。また,「-u」オプションを指定すれば,重複した行が1行だけしか出力されない。

 $ sort file1 > file1_buf
 $ sort file2 > file2_buf
 $ sort file3 > file3_buf
 $ sort -mu file[1-3]_buf > result

●09-112.差分ファイル(パッチ)を作成

 2つのファイルを比較して,相違点(差分)をdir.diffに書き込む。プログラムをバージョンアップする際,すべてを配布し直すのではなく,変更分だけを配布するなどの目的でよく使われる。その際,差分ファイルはパッチと呼ばれることが多い。

 $ diff -Naru dir1 dir2 > dir.diff

●09-113.差分ファイル(パッチ)を適用

 配布されているパッチを適用するには「patch」を使う。ディレクトリの構造を考慮する場合は,「-p数字」オプションを指定し,パッチ・ファイル中に書かれているパス名からいくつかのディレクトリを取り除く必要がある。

 $ patch < dir.diff

●09-114.ファイルの始めや終わりを閲覧

 「head」コマンドでファイルの最初の10行を,「tail」コマンドでファイルの終わりの10行を表示する。また,「-n数字」オプションを指定すると,ファイルの最初または終わりから指定した行数だけ表示する。「-cバイト数」オプションを指定すると,ファイルの最初または終わりから指定したバイト数だけ表示する。バイト数の指定には,Kバイトを表す「k」,Mバイトを表す「m」などを使用可能である。

 $ haed target_file

 $ tail target_file

●09-115.ログ・ファイルを常に監視

 tailに「-f」オプションを付けると,指定したファイルを常に監視できる。指定したファイルに新たな行が増えると,その都度新しい行を表示する。

 $ tail -f /var/log/message

●09-116.ファイルの文字コードを変換

 文字コードを変更するには,「nkf」を用いる。表のようなオプションを指定することで,それぞれの文字コードに変換できる。ただし標準出力であるため,ファイルに保存する場合はリダイレクトの">"や">>"を用いる。代表的な文字コード・オプションは次の通り。

 $ nkf -j euc_file > jis_file

 -j  JIS (ISO-2000-JP)
 -e  EUC
 -s  シフトJIS

●09-117.Windowsで作成したテキストをLinuxに使用できるように

 Windowsでは改行記号として"CR+LF"を用いるが,Linuxでは"LF"のみを用いる。「-d」オプションを付けると,余分な"CR"が取り除かれる。逆の場合には「-c」オプションを付ける。例では,シフトJISをEUCに変換している。

 $ nkf -ed sjis.txt > euc.txt

●09-118.複数ファイルを繋げて,1つのファイルにする

 catコマンドで結合したいファイルを列挙し,それをリダイレクトでファイルに出力すればよい。ファイルの列挙にはワイルドカードを使用できる。

 $ cat file1 file2 file3 > out_file

●09-119.テキスト・ファイルの単語数・行数を知る

 左から(論理)行数,単語数,バイト数を表す。また,「-c」,「-w」,「-l」オプションを用いることでバイト数,単語数,行数を単体表示させることもできる。

 $ wc README
 215 1132 8052 README

●09-120.テキストで使用されている文字コードを調べる

 テキスト・ファイルで使用されている文字コードを調べる。また,テキスト・ファイルだけでなく,通常ファイルについてもファイルの種類を調べられる。

 $ file target.txt


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